リスキリング（学び直し）が注目される中、「思考力を高めたい」というニーズが急増しています。
編集工学研究所が手掛けるイシス編集学校は、幅広い年齢層に支持されるオンライン学校です。松岡正剛さんが校長を務め、ユニークなカリキュラムで自分の頭で考える力を養います。特に新型コロナウイルス禍以降、受講者数が3割増加し、口コミで人気が広がっています。
この記事では、イシス編集学校の魅力やその人気の理由について詳しく解説します。
こんにちは！Manaです。
リスキリングが重要視される今、自分の頭で考える力、つまり思考力を高めたいというニーズがますます高まっています。そんな中で注目されているのが、イシス編集学校です。編集工学研究所が手掛けるこのオンライン学校は、思考力を鍛えたいという幅広い年齢層の受講者に支持されています。
イシス編集学校は、編集工学研究所（東京・世田谷）が運営するオンライン学校で、著名な編集者である松岡正剛さんが校長を務めています。この学校は2000年から存在していますが、新型コロナウイルス禍以降に受講者数が3割増え、特に宣伝をしていないにも関わらず、口コミで評判が広がっています。現在では、10代から80代までの幅広い年齢層が受講しています。
松岡正剛（Seigo Matsuoka）
編集工学研究所を設立し、編集や思考法に関する著書や教育活動を行っている。
イシス編集学校のカリキュラムは非常にユニークです。
例えば、「このコップは何に使える？」という問いに対して30通りの答えを出すなど、固定観念にとらわれない発想を求められます。
このような課題を通じて、受講者は自分の思考のクセに気づき、新たな視点を得ることができます。また、提出された課題には先生からのフィードバックがあり、自分の思考プロセスを客観的に見直すことができます。
「守」（15週間で税別10万円）という基本コースを終了すると、7割以上の受講者が次のステップへ進むという高い継続率を誇ります。
これは、授業を教えるのが先輩受講者たちであり、長年にわたって培われたコミュニティーが存在するためです。このコミュニティーの存在が、他社には真似できない独自の魅力となっています。
ある40代の女性受講生は、「これまでロジカルな意見しか受け入れられず、そんな自分を変えたかった」と語ります。
役に立つスキルだけを習得するのではなく、自分の思考力を高めることで、自己成長を目指しているのです。
編集工学研究所の安藤昭子社長も、「人生100年時代でリスキリングの必要性が叫ばれる中、スキルよりもまずは基盤を整えたいという意識がある」と分析しています。
この思考力を高めるニーズは、企業の間でも広がりを見せています。
編集工学研究所が丸善雄松堂（東京・中央）と昨秋始めた「ほんのれん」は、ポーラや味の素などが導入しています。
このサービスは毎月、「人はなぜ旅をするのか」「時は金なり？」といった問いと、それに関連する本が5冊届くというものです。これにより、社員の思考力を養うことを目的としています。
AIの進化により、効率的に知識を習得することが可能になる一方で、自分で考える力がますます重要視されています。
AIが多くの業務を代替する時代において、人間ならではの創造的な思考力を持つことが、競争力を保つ鍵となります。イシス編集学校のようなプログラムが求められる理由も、ここにあります。
思考力を高めることは、今後のキャリアや自己成長にとって非常に重要です。
イシス編集学校は、ユニークなカリキュラムと強固なコミュニティーによって、多くの受講者に支持されています。新しいスキルを身につけるだけでなく、思考力を鍛えることで、自分自身を変える力を得ることができます。
リスキリングが重要視される時代、スキルだけでなく基盤を整えることが求められています。イシス編集学校のプログラムは、その基盤を築くための絶好の機会を提供してくれます。思考力を鍛え、自分の頭で考える力を身につけることで、未来に向けて大きな一歩を踏み出しましょう。
読んでいただき、ありがとうございました！これからも皆さんのキャリアや自己成長に役立つ情報をお届けしますので、お楽しみに！
